このページの「自動生成」パネルを使うと、未生成の教材をClaudeのAPIに次々と作らせ、パソコンの m フォルダへ自動で保存できます。手作業でプロンプトを貼り付ける方法と中身は同じで、違うのは「人が1本ずつ貼る」か「ページが代わりに送る」かだけです。
1APIキーを用意する
最初に一度だけ行う準備です。ClaudeのAPIは、ふだん使っているclaude.aiのチャットとは別の契約で、使った分だけ料金がかかる仕組みです。
Claude Console(https://platform.claude.com)でアカウントを作り、請求(Plans & Billing / Billing)の画面でクレジットを購入します。次に、設定の「API Keys」で「Create Key」を押し、分かりやすい名前(例:kyozai_library)を付けてキーを作ります。できたキーは sk-ant- で始まる長い文字列です。
キーの文字列は作成時にしか全体が表示されないため、その場でコピーして安全な場所に控えてください。なくした場合は新しく作り直します。
2このページを「自分のパソコンのファイル」として開く
教材一式が入っているフォルダ(このページ index.html と m フォルダがあるフォルダ。以下「siteフォルダ」)の中の index.html を、Chrome または Edge で開きます。ファイルをダブルクリックするか、ブラウザの画面へドラッグします。
アドレス欄が file:///… で始まっていれば、ページ上部に「自動生成」パネルが表示されます。インターネットに公開した一覧ページでは、このパネルは表示されない作りにしてあります(公開ページで使いたい場合だけ、アドレスの末尾に ?admin を付けます)。
Safariはフォルダへの保存に対応していないため使えません。
3パネルの設定
| APIキー | 手順1で作った sk-ant-… を貼り付けます。 |
| モデル | 最初から入っている claude-sonnet-5 のままで構いません。 |
| 同時に作る本数 | 同時にいくつ並行して作らせるか。初回は 3 にしておき、混雑の表示(429・529)がほとんど出なければ5〜8に上げます。 |
| 最大トークン | 1本の教材の長さの上限。16000 のままで始め、「途中で切れた」失敗が目立つ場合だけ24000に上げます。 |
| APIキーを記憶 | 自分専用のパソコンのときだけチェックします。次回から入力を省けます。 |
4「① 保存先の site フォルダを選ぶ」
ボタンを押し、手順2の siteフォルダ(index.html がある場所)を選びます。ブラウザから「このフォルダへの変更を許可しますか」と聞かれたら許可します。
選ぶと、m フォルダの中にすでにある教材をページが数えて、緑の表示に反映します。m フォルダがなければ自動で作ります。次回からは「前回のフォルダを使いますか?」と聞かれるので、OKを押すだけで済みます。
5まず少しだけ試す(試運転)
いきなり全学年を流さず、左の一覧で学年を1つ選び「この学年を一括生成」を押します。ログに数本「成功」が出たら「停止」を押します(作成中の分が終わってから止まります)。
できた教材(緑のボタン)をいくつか開き、内容・レイアウト・学年に合った言葉づかいになっているかを確かめます。あわせて Console の使用状況の画面で、この数本にいくらかかったかを見ておくと、1本あたりの実際の費用が分かります。
ここで気になる点があれば、全件を流す前に直せます。数十本で止めて確認するのが一番安上がりです。
6本番の一括生成
「この学年を一括生成」で学年ごとに進めるか、「全学年を一括生成」でまとめて進めます。パネルには、何本できたか・1本あたりの実測時間・残りの見込み時間が出ます。
このやり方はタブを開いている間だけ進みます。パソコンがスリープすると止まるので、長時間流すときはスリープしない設定にしておきます。途中で止めたりタブを閉じたりしても、作り終えた分は保存済みなので、次にボタンを押せば続きから作ります。
6Bバッチで送る(料金半額・待ち時間あり)
このページには「バッチで送る」ボタンもあります。未生成分をまとめてAnthropicに預け、後で結果を受け取る方式です。
Anthropicの公式ドキュメントでは、Message Batches API は通常料金の50%で、多くのバッチは1時間以内に終わり、24時間以内に終わらなかった分は期限切れになる、と説明されています。
使い方は、「この学年をバッチで送る」または「全学年をバッチで送る」を押すだけです。送ったあとはタブを閉じても構いません。しばらくしてから(目安として1時間ほど後)このページを開き直し、手順4でフォルダを選んでから「バッチの結果を取り込む」を押すと、終わった分が m フォルダに保存されます。まだ処理中なら「処理中」と表示されるので、時間をおいてもう一度押します。
送信済みバッチの控えは、このブラウザと siteフォルダの batches_browser.json に残ります。取り込みは、送ったときと同じパソコン・同じブラウザで行ってください。
7失敗したとき
失敗した教材は siteフォルダの中の failed フォルダに、理由を書いた .txt として残ります。失敗分は未生成のまま(点線)なので、もう一度ボタンを押せば作り直します。
| ログ・ファイルの表示 | 意味 | すること |
| 途中で切れた(最大トークンを増やして再実行) | 教材が長く、上限で打ち切られた | 最大トークンを24000に上げて再実行 |
| HTMLが見つからない | 返事がHTMLの形になっていなかった | そのまま再実行(多くは2回目で成功) |
| 混雑(429 / 529)のため待って再試行 | 一時的な混雑・同時送信の上限 | 何もしなくてよい(自動で待って再送)。頻発するなら同時本数を下げる |
| API 401 / 403 で停止 | キーの間違い・無効化・権限 | キーを貼り直す。Consoleでキーが有効か確認 |
| API 400(残高・クレジットに関する表示) | クレジット不足 | ConsoleのBillingでクレジットを追加して再実行 |
| 通信エラー | ネット接続の途切れ | 接続を確認して再実行 |
8公開用の一覧に反映する
自動生成した教材は、このページ上ではすぐ緑になりますが、それは「フォルダを数えた結果」を表示しているだけです。公開する一覧(index.html と list.csv)に反映するには、ふだん通り python kyozai_builder.py index を実行し、m フォルダごとサーバーへアップロードします。
9費用の目安
事実(公式発表):Claude Sonnet 5 のAPI料金は、入力100万トークンあたり2ドル、出力100万トークンあたり10ドルです(2026年8月10日の追記で、この価格が正式な価格として固定されました)。バッチは通常料金の50%です。
ここからは私の見積もりです。この教材のプロンプトは1本あたり入力がおよそ1,500トークン、出来上がる教材HTMLは教材の種類によっておよそ6,000〜12,000トークンと想定しました。すると1本あたり、通常の一括生成で約0.07〜0.12ドル、バッチで約0.035〜0.06ドルになります。
実際の金額は教材の長さで大きく変わります。手順5の試運転で Console の使用額を見て、1本あたりの実額を確かめてから全件を流してください。
10安全のために
APIキーは「使った分だけ請求が来る鍵」です。このページは、キーをブラウザから直接Anthropicへ送る作りなので、自分のパソコンで開いたときだけ使ってください。キーを入れた状態の画面を人に見せたり、公開サーバー上で ?admin を付けてキーを入力したりするのは避けます。
「APIキーを記憶」にチェックすると、キーはこのブラウザの中に保存されます。共用のパソコンでは使わないでください。キーが漏れたかもしれないと思ったら、Consoleでそのキーを無効化(削除)し、新しいキーを作ります。